ふらぐ・ぶれいかぁ 〜フラグが立ったら折りましょう〜

ふらぐ・ぶれいかぁ―フラグが立ったら折りましょう (電撃文庫 く 8-1)


さてそろそろまた冒険してみるかなという気分になったので、適当なものを電撃文庫から見繕ってきました。取り敢えず面白そうな気配は微塵もしませんでした。
ほう、これはなかなか読み甲斐がありそうだと意気揚々と挑むも、開始3ページで浮かぶ後悔の念、20ページで襲う吐き気。期待に違わぬ長々と続く339ページを心行くまで堪能しましたが、ゴメンちょっと休ませて!また次の冒険に直ぐ繰り出すのはちょっと無理かな!
「ふらぐ・ぶれいかぁ 〜フラグが立ったら折りましょう〜」、少しはタイトルに書いてある事を実践してくれないかと懇願したくなる欲望まみれのお話でした。ああ、こんなにキモチワルイのも久しぶりだな!
まあ、ストーリーなんかもはやどうでもいいよね。イチャイチャしてるカップルが許せない!というヒロインと、それに無理矢理付き合わされることになった主人公くんが、やっぱりイチャイチャしながら他人の恋路を邪魔しようとするというお話で、では一人だけイチャイチャしていない俺のやるせなさは何処にぶつけてくれようかと面白くもなんともない気持になったのは仕方のない事だと思うのです。あと別にヒロインズと仲良くなる課程なんかにも面白みは無いし。出会った最初からマブ達みたいだし。設定の肝であるフラグの折り方も、不思議な力のおかげで魔法みたいにちょちょいのちょいだし。そもそもフラグ折ってる気がしないし。

それと作中のどの女の子も「好き」っていう気持ちを体を売る方法でしか表現できないようなのがツライ。精神的に衰弱してる子じゃあるまいし…。ゴメン作者さん、俺ちょっと夜風に当たってきます…。少し酔ったみたいだ、キモチワルイ…。


…ふう、ライトノベルの楽しみ方はまだまだ奥が深いなぁ。(夜風に当たりながら)