おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン

おとーさんといっしょ! 少女とメガネとハイペリオン (GA文庫)


グヘヘヘ…たまんねぇぜこのタイトルから滲み出る危険な気配! もう「おとーさんといっしょ!」ですよ、私には娘も息子もいないのにおとーさんだなんて呼ばれちゃうなんて!ヒュー! なんというか私もいい歳なのでいろんな意味で両親に申し訳ない気持になりますが、逆にその後ろめたさがたまらなかったりします。体に悪いものは美味しい、みたいなやつですねたぶん。ウフフ…ごめんねとーさん。
最近は頑張って読まなくてもよいヌルい本が欲しかったのでコイツをチョイスです。
さて、いつまでも表紙で両手を広げている娘を待たせるわけにはいきませんね(↑)。ではさっそくページを捲って私の胸の中に飛び込んできてもらいましょう!
(読む)
 ↓
( ゚Д゚) ち、違ーう!こんなのおとーさんじゃねぇー!!  
ついでに娘も娘じゃねぇー! 違った!違ったのだよ私の求めていたおとーさんと娘とは!おお、なんと哀しいことか!
好感度を上げるとベッドインが近付いてくるような父娘の関係って、なんか違うと思わないかブラザー。お父さん大好きの魅力を、カップルいちゃいちゃな的な好きと区別を付けないのは世の中のおとーさんに対する冒涜だとは思わないかブラザー。
あとおとーさん役の主人公がまったく父親っぽく振る舞ってくれないのもダメダメです。まあ、主人公さんは父親と呼ばれる事を最初っからずっと拒否ってるのでブレてないんですけど。でもこれはタイトル詐欺だと僕の心は訴えてきているのです。
あ、タイトルと言えば「おとーさんといっしょ!」「少女」「メガネ」「ハイペリオン」と文字が並んでいるんですけど、この中でお話の内容を一番濃く表わしているのが「ハイペリオン」でした。個人的にはあんまりどうでもよかった部分だったりします。だって…あたまわるいの期待してたんだもん…。そしてハイペリオン成分めっちゃ濃い。なんか科学っぽいけど意味は知らないハイペリオン。そんなSFも読んだ事があるけどよく分からないハイペリオン。うん、そんな感じのハイペリオンが濃かった。