ひがえりグラディエーター (2日目)

ひがえりグラディエーター (電撃文庫)


あ、あれー? 思ってた通りにギャグじゃなかったけど、期待したほどシリアスでもなかったですよ?
これはちょっと…つまんないなぁ…。うひょー展開遅いー!とか思ってたら、まさかあらすじ以上の内容が語られる事無く終わるなんてそりゃねーよーですよー。
地球人を問答無用で拉致して戦わせるだなんて結構シリアスなシチュエーションだなーと最初は思っていたんですが、拉致された後のケアというか福利厚生がなかなか充実していてお母さんも安心です。舞台設定がわからないというか、理解しかねる。少し駄々こねたり悪知恵を働かせて強気に交渉すれば、この異世界人の娯楽はあっさり崩壊しちゃうんじゃないのと思っちゃうくらい不安になるシステムです。「わかっててもやらないのがお約束!」という感じか!
どうやらあとがきによるとTVゲームから発想を膨らませて出来たお話とのこのなんですが、確かにお約束だと深く考えないで流して聞いて後のプレイ部分に備えたほうがよさそうな説明シーンがたくさんありましたね。でもこれゲームじゃないし!本だし!自分でプレイする部分一切ないし!言うなら100%ムービーゲーだぜ!
この巻でお話を解決する気はさっぱりなく、次の巻どころかもっともっとの長期シリーズを初めから見込んだ展開の仕方をしてくるとは…、ククク…なんと強気なお話なんだ。