カフェとオレの先輩

あの一部に熱狂的なファン（俺）を持つ「ぴにおん！」の作者の最新作が今月ついに登場だゾ！　今回の舞台はちょっとオシャレな喫茶店。頭脳明晰スポーツ万能、おまけに財閥の御曹司というパーフェクトな主人公君はある日そのカフェで働くことを決意したんだ。「行く行くは多くの人の上に立つことになるこの身だが、そのまま立場に甘んじる事など愚の骨頂。例えば下積み経験などをして更なる飛躍を目指さねばならぬ。さすればバイトになって人に仕えようぞ！」 意気揚々と飛び込んだ職場には、なんとも個性的で美人揃いの女の子たちがいっぱいだった！　童顔で口が悪いけどとっても美人のちびっコ先輩に、美しさと品格を兼ね備えたおっとり系お姉さん先輩に、ちょっとドジでマイペースだけどスタイル抜群の不思議ちゃん先輩に、美人だけどおっかなくてルーズな不良系先輩にと、さまざまな方面からの属性アピールが目白押しだ！　うーん、どの子も魅力的で正直いろいろ目移りしちゃうね！　こんなステキな先輩たちと一緒にドキドキのアルバイト初体験！　これからどんな事が待っているのかちょっぴりワクワクの毎日が始まっちゃうヨ・カ・ン♪だね！

（読む）
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( ﾟДﾟ)・∵;; 　へぶぁッ！！　（←　属性の過剰供給によるショック）
フフフ…凄ぇ、凄ぇぜこれは。どのキャラも強烈な個性を多数付加されていますが、互いの属性が互いを喰いあってすべてのキャラが崩壊へと一直線。ものすごい混沌と、まともな未来など到底望めない絶望感がそこに広がっていました。ストーリー？まったく見当たりませんな！　心技体パーフェクト設定の主人公が特にヒドイ！あいつ一回でいいから設定に忠実だったことはあったか！キャラ設定が空中分解どころか、分解したまま発射していった感じだよ！
他の女性キャラも似たような感じで、この巻が終わるころには意外なギャップが暴露されまくって綺麗に分解されて散っていきます。おもに男性に媚びる方面に向かって。
表紙の絵を描いているのが同じ人という繋がりだけのはずなのですが、２００８年その出来のひどさで私を大混乱に陥れた「もて？モテ！」に匹敵する凶悪な作品に仕上がっていました。作者は近いうちにまた逢いましょうと言っていますが、本当に逢えるんでしょうか？いやでも、ある意味突き抜けてた「もて？モテ！」は８巻も出ましたしなぁ…。可能性はあるのかなぁとは思いますが、これが作者の一番の長期シリーズになったらイヤン…