ハーレムはイヤッ!! (2日目)

ハーレムはイヤッ!! (電撃文庫 み 13-3)


(; ゚Д゚) プッハーッ!! きっつー!!
しかしこいつは凄い!悪いのはストーリーだ!主人公のイラつかせ具合は半端ないですぜ!それを放し飼いにしているのが実にもったいない。
もう単刀直入に言いますとつまらなかったのですが、だんだんと心が死んでいった昨日とは打って変わって、本の最後まで一切ブレる事なくイラ付かせ続ける主人公くんに私の心は再び熱を帯び始めたのですよ!この私の感情を揺さぶるものは作者の込めた魂か!しかし何度も言うがお話はつまらなかった!
つまりキャラクターは良かったのですよというお話。周りの女の子じゃないですぜ。もちろん主人公くんの事ですぜ。
可愛い幼馴染がいて、美人の先輩がいて、気になるあの娘がいて…と取り敢えず数は揃っているこのお話の恋愛模様の空気の悪さは異様な雰囲気を放っています。その異空間にせっせと燃料を投下し続ける主人公くんはある種の素晴らしい才能を持っていると言ってもいいでしょう。見てるこっちがもう止めてくれと懇願したくなるようなシチュエーションを作り続けるこいつを、どうして評価せずにいられようか。ホントたまらんです!
だけども人の心を掻き立てることには変わらないこの主人公くんを、上手く扱えればそれは凄い事も出来るんじゃないだろうかと思わされるところもありました。現実は非情だったが私はそこに希望を見たのだ!よし、次の別のお話で作者さんとはまた会おう!



いやぁ、でも読み終えるのキツかったから作者さんが多分嫌がるであろう事をしてやるー。
「君のための物語」は本当に面白かったなぁ。