ハーレムはイヤッ!! (1日目)

ハーレムはイヤッ!! (電撃文庫 み 13-3)



「ハーレムはイヤッ!!」か、こいつぁ読む前から気力をごっそり持ってかれるイカしたタイトルだぜ!キャッチコピーは「俺がハーレム王!? それには言えない秘密があるからなんだー!」だそうだがこっちにも全く良い予感がしない辺り死角はなさそうですな!
しかし電撃文庫からはハーレム王が出現ですが、頭の悪さでは2年ほど前からMF文庫にモテ王という先駆者がいるので個人的にはちょっと比べてしまう所です。モテ王とその取り巻きのあまりの気持ち悪さは私を7巻まで付き合わせるという精神異常をもたらすほどであり、生半可なモテっぷりでは到底太刀打ちできないとは思われます。


さて実際ハーレム王はどうなんでしょうと読んでみたところ、こいつもまた違ったベクトルで気持ちの悪いやつで私を苦しめてきます。予想通りではあったけど、その気持ち悪さは期待以上だ!たまんねぇ!
正直なところ、ギャグとして笑えるほどひどい内容じゃないのが余計にひどく感じるこのたまらなさ。このお話の恋愛模様の魅力の無さは、私の心をゆっくりと無情の世界へと連れていく。ハイにならなきゃやってられないこのライトノベルの世界で、私の冷え切った心を温めてくれる何かはこの先に存在するのでしょうか。残りのページは大体半分くらい。とりあえず、「言えない秘密」とやらは一生懸命黙っているのが馬鹿らしいものだと思ってます。このままでは辛い道中になりそうだ。