【仁木英之】薄妃の恋 僕僕先生(2日目)

薄妃の恋―僕僕先生 (新潮文庫)


僕僕先生の旅は長期シリーズ化へ。全体で一つの纏まったお話であった第一作と違い、連作短編となったこちらの第二作目にははっきりとした終わりを示すお話は無く、これからも僕僕先生と王弁の旅が続いていく事を描いています。まあ実際、単行本で既に2冊ほど続きは出てるしね。
内容は基本的に諸国漫遊しながら、王弁くんが僕僕先生にわっちわっちされるのが主となっておりました。わっちわっちってなんだ。僕僕先生の公式サイトで王弁くんが自らをそう言ってたぞ。ホロ的な意味なのか。


困っている人をほど良く助けながらのんびり諸国を観光旅行。どこへでも連れて行ってくれていろんな事を教えてくれる先生は可愛らしい少女の姿をしていると来たものよ。途中で旅の仲間も増えたりしてタマンネェ充実ライフがおっぴろげられてやがんだ。んだども辛い悩みなんか一切なさそうな王弁くんののんびり道中を見るのはな、そんなに嫌いじゃねぇんだなこれが。