ジェネラル・ルージュの伝説 (2日目)

ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)


やっぱりこれファンブックじゃね?(最後まで読み終っての感想)
本の前半分ほどを占める短編3つは完全新作と思うと少し微妙なもので、残りの半分は作者の日記と自作品の紹介と用語集で占められています。
今までの作品を初めっからフィクションだと思って読んでいる分には、作者が作中でよく取り上げる「Ai」という技術にどれほど本気で取り組んでいるのか少しでも確認することが出来たのが良かったですかね。ただAi普及の際の不満が多少行き過ぎて、思わず個人的な恨みをぶちまけている姿は見ていてハラハラしました。ついでに本の感想ブログについても一言申してたりと、もうそこらじゅう攻撃してんなこのお方は!
自作解説はその内容のほかに、自分の予想を遥かに超える作品の刊行点数に驚く。えー、文庫化してたやつはこまめに読んでいるつもりだったけど、それだと全体の3分の1くらいしかカバーしてないっぽいじゃないの。
しかし巻末の登場人物リストはほとんど実用性ないなこれ…。