羽月莉音の帝国3 (2日目)

羽月莉音の帝国 3 (ガガガ文庫)



(; ゚Д゚) この子たち頭おかしい!絶対おかしい!
(↑高校生とストーリーのギャップに戸惑いが隠せない様子)


どうもコンバンハ。羽月莉音の帝国を読み終わりました。相変わらず笑うしかねぇ面白さ。
いやー、2巻から続いていた買収合戦ももの凄く盛り上がりを見せて無事に終了。特に各キャラクター達の目覚ましい成長具合と、各々の個性を生かして一致団結して難題に立ち向かう姿にはとても心打たれるものがありました。なんたって今まで全ての首謀者だったクレイジー姉ちゃん無しで全てを闘いきってしまった。革命部の面々が立派に独り立ちした瞬間をバッチリ目撃。感動的な場面ダナー。
個人的には1巻2巻と単なるお調子者で終わっていた春日恒太くんが頭角を現してくれたのが非常に嬉しいです。他のメンバーの性能が相変わらず笑っちゃうほどファンタジーなのでさらなる精進を期待したいですね。


そんな感じで物語の山場も終わりまして一息つくと、まだページが半分ほど残っているんですよ。こういう時もうひと波乱ほど起きそうで、ちょっと嫌な予感がしますよね。今が幸せの絶頂期だから次はなんだ経営危機か何か障害が発生するのですか?ヤダー!!
そんな感じで今までの成功から急降下するような展開に身構えていたのですが、逆でした。さらなる企業規模拡大へ向けて新たな戦略に打って出るところでした。ふう、びっくりした。
ただしそこで少し見えてきた革命部の将来プランを見て、ここらでこのクレイジー姉ちゃんを抹殺した方がいいんじゃないかと思ったのは内緒だ!今までギャグとして見ていた革命活動に嫌な現実味が備わってきてまして、場合によっては作中の日本国民(俺含む)から猛反発を食らいそうなほど影響すら予感させます。命を狙われるなんて、ほんとに革命家っぽくなってきたね君たち。

もうこうなりゃヤケクソで行けるところまで行ってしまえと、さらなるインフレ物語を期待してしまいます。ホラも大ボラ。自分には吐くどころか考え付く事すら無理な壮大な大ボラが今後とっても楽しみです。