ミネルヴァと智慧の樹 (2日目)

ミネルヴァと智慧の樹―始原(ウロボロス) (電撃文庫)


もう面白い面白くない以前に言葉が全然分かんない!日本語とってもムズカシイネー。
普段仕事で専門用語だらけの技術系の文書を分からない分からない言いながら読み続け、英語で書かれた海外メーカのHPを読めない読めない言いながら眺め続ける。投げ出したくもなるけど頑張らねば、だってそれが仕事なんだもん。この本の分からなさ具合は、理解しようと思ったら私にとってそのぐらいの気合と労力がいるレベルでした。書かれている内容を少しでも伝えるならなんだろう…、世界史とか心理学とかそっち系の話ですかね?まあ、普段馴染みがない分野です。
そんな状態なのに碌な解説も無しに用語をバンバン出されちゃぁ…、講義や専門書じゃあるまいし馬鹿丁寧に一から手取り足取り説明してくれるくらいでも全然OKなのよ。だってそんなに気合入れて読むほどの内容じゃ(略

あとは何だろう、使える使えないで物事を判断して人脈確保のために友達付き合いをしてという、内面を知れば見事に好かれる要素ゼロの主人公を作る事に成功はしていましたけど特に何かあるわけじゃなかったですね。普通に美女に囲まれてウハウハになるだけか!
ただこの本に出てくる昇という主人公の友人だけは良かった。まあ喋る内容は二次元に脳が侵されているとしか思えない重症ぶりですけど、彼の語る言葉には熱意がありました。気持ちの良いキモさだ!他の登場人物とはそこが違うぜ!
ついでに言うと昇の存在はノンフィクションらしい。次元すら違ったか!