砂漠 (3日目)

砂漠 (新潮文庫)


ちくしょー!なんか超リア充な終わり方しやがってー!!みんなみんな爆発しちまえー!
いやぁ、今日読み終わりましたけど面白かったしつまんなかったです!全体的に見て面白かったと思います!主観的に見てつまらなかったです!(幸せそうなあの子たちが憎らしいわ!)


さて、己の僻みを吐き出すのはこの辺で適当に止めておいてと。
春に大学に入学した、主人公くんを話し手の中心とした5人の男女の青春物語というのは見間違いがありませんでした。でも伊坂幸太郎さんって区分けするならミステリー寄りの人でしたのよね。読者を引っ掛ける仕掛けが今回もしっかり用意されていて楽しませてくれます。私なんか昨日の日記を見るともろに仕掛けに引っ掛かっていますね…。


良い青春物語だったとは思いましたが、終わり方がまるで人生最高の瞬間が過ぎ去ってしまったかのような寂しさを感じさせてあまり好きになりたくないです。大学生時代も楽しいかもしれないけど、社会人時代にももっと楽しいことがあるかもしれないじゃんかよー。そんな学生気分はもう卒業しましたって感じでしょうか?
主人公達の方が私より若いんですけど、彼らは私の知らない大人とやらにさっさと進んで行ってしまったようです。あー寂しいー。