一瞬の風になれ 第一部 ―イチニツイテ― (2日目)

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)


チクショウ、やっぱり速く走れるって羨ましいなぁカックイイなぁ!
小中とサッカー一筋で生きてきた主人公の神谷くんは、凄く速い友人の連くんの走りに魅せられて高校からは一緒の陸上部へ。サッカーの実力はそんなに悪いわけじゃなかったけれど、兄ちゃんがプロを目指すほどの才能に溢れた選手。純粋に走る方が好きかも…なんて思って入った陸上の世界、もちろん走る方だって結構速いんだけども、友人の方は天才的な才能の持ち主でもっともっと速かった。ムキーちくしょー!なんて嫉妬しながら一生懸命に練習するけども、やっぱあいつは速いわカッケーなとうっとりしちゃうツンデレボーイ神谷くん。
大会に行ったら自分より凄い選手もぽんぽんいるし、こなくそこなくそ自分にイライラついでに周りにイライラ、いろいろ鬱憤満載のまだまだ芽は出ない第一部終了。イマイチ練習に真面目に取り組まない友人にイライラしちゃう気持ちはよく分かるぜー。憧れっすよ憧れ。もっと速く走れる才能を持ってるのにィ!って感じの。勝手に自分の妄想を押しつけて他人に腹を立てている辺り、まだまだ神谷くんもボーイですな。読んでて、あるあるというか今もある、なんて共感する私も自重(自嘲)。
神谷くんは現在高校一年生だけども、陸上の大会にガンガン出ているから時間もガンガン進んでいる感じ。その内進級しそうですね。これは…最終巻で高校生活集大成の走りとかやっちゃったりする?HaHaHa!それはいくらなんでも盛り上がり過ぎちゃうネ!…ゴクリ