イノセント・ゲリラの祝祭(下) (3日目)

イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)


だいたい4日で読み終るのはバチスタシリーズではいつもの事。結末まであと一日くらいかかる下巻突入だい。
Ω <なに話してんだかさっぱりわからないな
Ω <ああ、わからないな
シリーズを通してAiことオートプシー・イメージングという技術の普及について書かれている事が多いのですが、今回はそれを本格的に広めようとあれこれ策謀する人間模様がメインみたいです。ただし策謀する側の人間が人を煙に巻くような話術で引っ切り無しに応酬する為、物事の本質がたちどころにぼやけて何を話していたのか分からなくなってきます。さすが役人、やり方がきたない。でもおもしろい。
だって言葉遣いがめっちゃ辛辣なんだもん。よくもまあズケズケと言いたい事を言えるものだなと、聞いているこっちが清々しくなるほどの徹底的な攻撃(口撃)ぶりで非常に楽しいです。いいぞ、もっとやれ!
ウヒョヒョヒョ、最後に笑っているのは誰でしょうね。