イノセント・ゲリラの祝祭(上) (2日目)

イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)


こんだけシリーズを追いかけていると、もはや見知ったキャラクターが活躍しているだけで楽しいレベルです。懐かしい名前が大勢出ますが、ええい大吉!大吉は出て来んのか!
今回も一応医療問題をテーマにしたお話が繰り広げられていますが、舞台が病院から厚生労働省とやらに移っています。そんな手術室より馴染みの薄い場所で大暴れされても、どれが嘘か真かさっぱりわかりゃしません。というかなんだこの魔境は。厚労省の内部構造なんてカケラも見えて来ない代わりに、あらゆる策謀が張り巡らされている事だけは分かるなんて。こわいよー。
取り敢えず小市民側に一番近い所にいるのが田口センセイでよかった。センセイが荒波の中、綱渡り状態ながらなんとか世渡りする姿にエールを送りたくなります。何が起こっているのかさっぱり分からないけど、出し抜かれないよう頑張れセンセイ!