ストレンジボイス (2日目)

ストレンジボイス (ガガガ文庫)


( ゚Д゚)  こ・れ・は…ホホゥ
いじめられっ子の復讐劇がどんな結末を迎えたか、それについて言うような無粋な真似はしませんですぞ。ただここには、いじめに対する明確な答えなんてものは一切書かれちゃいないことは確かですね。なかなかバラエティに富んだ当事者たちの行動から、自分のお気に入りの答えを決めるもヨシ、全てを却下するもヨシ。まあ結局は、自分で考え自分で探す事になるわけですよ。
ストーリーは最後までうんこちゃんでしたけど、あれこれ考えたくなるシチュエーションや展開が結構豊富だったのは嬉しいサプライズ。少なくとも、もはやぶっ殺す以外考えられない様な、息の詰まる狭苦しい話だけという事はなかったです。


なかなか面白かった。しかしレベルがちょっと高くとも、誰もが一度は考える気晴らし程度の妄想と同じ類なのねという感じではありました。結局、作者だって自身が納得するような結論を出せちゃいもの。