絶対女王にゃー様2

絶対女王にゃー様2 (ガガガ文庫)


Ω <にゃー様だ!にゃー様が再び降臨なされたぞ!それではサン、ハイ

( ゚Д゚)  にゃー様の前では絶対敬語!絶対服従!絶対全裸!

Ω <よくできましたー


かわいい顔してマジもんのドMの女王様、にゃー様の2巻が出てしまいました。女王様と謳っておきながら、表紙のにゃー様はあまりにもお子様ボディ過ぎて、初めて1巻を見たときはにゃー様の事を完全に子供のお遊戯だとナメておりました。しかしその外見設定からは大きく逸脱することをせず、かつ人を言葉巧みに誘惑し変態行為へと堕落させていく手腕は強烈。あくまで優等生であった主人公が次第ににゃー様の虜になり、少しずつ一線を越えていく様は戦慄ものです。もう少しで自分もにゃー様ぅわぁあああんとなりそうだった所で1巻は終了。危うく命拾いしました。けれどもそうです、2巻が出てしまったのです。ちくしょう、こいつぁ年貢の納め時か!?
ついに自分に素直になる時が来たかと覚悟しましたが、物語開始時点でぶっちぎりで主人公が調教されきっていたため逆に自分は意識を取り戻す事が出来ました。ヒャァ!こいつはとんでもない変態だぜ!
ページをめくれどめくれど続くにゃー様との変態行為の数々の後、やがて一向に話が進んでいない現実に気が付きます。お話とは別に、主人公くんは着実にアブノーマルの階段を上って行くのですが、最初の一段から既に付いていっていないのでひたすら眺めているだけの私。彼は…ずいぶん遠くへ行ってしまったなぁ…。
もはやにゃー様の奴隷でしかない主人公くんでは、にゃー様の人心掌握術の魅力を十分に引き出すことは無理じゃないでしょうか。口じゃ嫌がっても体は正直だなヘッヘッヘ…(イヤァァァ!)みたいな葛藤は期待できなくなってきたか。堕ちるの早いよ主人公くん。
あまりにゃー様の御威光を感じる事もなく、しかも露骨に3巻に続くで中途半端に終わってしまいました。えー