絶対女王にゃー様

絶対女王にゃー様 (ガガガ文庫)

( ゚Д゚) にゃー様御拝謁心得ー!!
ひとーつ!にゃー様の前では絶対敬語。 ふたーつ!にゃー様の御意には絶対服従。 みーっつ!にゃー様の前では絶対全裸。
( ゚Д゚) 以上、これらを遵守しない不心得者には、にゃー様必殺のけつバット炸裂☆を頂戴する手筈となっている。謹んで賜るべし。



これはこれは、ガガガ文庫からなかなか強烈な奴が出てきたようですね。その名も「絶対女王にゃー様」。その名前といい、イかれた掟といい、ドM御用達の女王様だという事は一目瞭然です。クククク…、人様に虐げられる事を無上の喜びとする変態性癖は確かに存在しますがね。しかしドMはドMなりのプライドってものがね、あるんですよ。誰でもいいから虐げられたいわけではありません、こちらがそれだけの価値を認める人物で無い限り、顔を洗って出直して来きなさいというものです。心から認めた絶対強者に服従する快感。フゥーハハァー。実際にゃー様が服従するに値する人物なのかは未知数です。しかし表紙のにゃー様を拝見したところ、幼い顔立ちにロリボディ、プロフィールの年齢は12さい+?と正直鼻で笑ってしまうようなスペックに、「おやおや、お子様のお守は御勘弁願いますよ?」と思わざるを得ませんね。


というような事を私の知り合いが言ってました。ふーん、そういうものなのかと多少頭に入れて読んだわけですよ。まあ、どう見てもギャグであることは確実だったわけですよ。
これがマジもんの女王様だったとはどうして想像できようか。
とんでもない食わせ物に出会ってしまった。ギャグ…じゃないだと…?それに「にゃー様」なんていう気の抜けた響きからは想像できないぐらい、人の心を焦らさせ服従させる術に優れている!侮りや嘲りの気持ちさえも、にゃー様に魅せられている証拠に過ぎないのです。だってほら、にゃー様なんて大した事ないじゃないかと言いながらまた会いに行ってる…。

( ゚Д゚)  ホァァァァ!クライマックスの公開処刑が…タ、タマンネ!(ヘブン状態

にゃー様の洞察力と人心掌握術がもう少し猛威を振っていたなら、この本のお話はまるで違ったものになっていたかもしれないです。にゃー様を取り囲む堕落した人たちが妙に身近に感じられて怖エェ…。まあ、幸いそこまで堕ちる前にお話は終わったんで大丈夫ですけどね。へっ、やっぱりにゃー様なんてたいしたことはなかったな!…え、二巻に続きますの?