水銀虫 (2日目)

水銀虫 (集英社文庫)


ひょぇぇぇぇ、なんということでしょう。因果応報というか教訓めいているというか、何やら理不尽気味に怖ろしい目にあう人たちがいっぱい出てきました。なんというか、いつものイメージと違ってやけにストレートにホラーが来たような印象があります。
後ろ暗い人の心には「水銀虫」とやらが棲みつき、やがて魔が差したような行為に出てしまうという。だたこの虫、取りつかれたから悪意が生まれるのではなく、もともとある悪意から現れるらしい。ある意味お約束ですな。
ちょっと唐突で面食らうお話が多かったかも。