水銀虫 (1日目)

水銀虫 (集英社文庫)

朱川湊人さんめっけ!忘れた頃に、ひょっこりと好きな作家さんの本を見つける。本屋での嬉しい出来事の一つですよね。
この作家さんはちょっとファンタジックなお話を書いてくれるので好きなのですが、どうもお話のテーマに「昭和」を選ぶ事が多めな印象があります。一応昭和生まれの私ですが、昭和初期から中期のノスタルジックな雰囲気にしみじみとすれども、流石に記憶になどあるはずもない懐かしさを感じ続けると違和感も生まれてきます。でも今回はそんな心配は必要ないっぽいです。なんかホラー短編集って書いてあります。

ホラーといっても、この作家さんのことだから単に怖がらせるだけのお話ではないと思う。書き手の腕を信頼しているので、こっちも安心してホラーを読めるってもんさ。
…安心して…ホラー?