最終回だぜシャングリ・ラ


・゚・(つД`)・゚・  アニメのシャングリ・ラが無事最終回を迎えました。最後までやりきってくれて不覚にも涙腺が緩みそうです。
原作レイプっぷりに定評のあるゴンゾですが、評判に違わずのきっちりとした仕事っぷりでございました。最終回で泣きそうになったのはあまりの出来栄えに感動したからだと思う。いい夢をありがとう、ゴンゾ。でも本当のところを言うと、そのレイプっぷりでもいいところなしです。マンガ版シャングリ・ラの凄まじい原作クラッシュの前では、正直その特徴さえ余裕で霞んでしまいます。さらに違うのは、マンガ版おもしろかったんだよね。ある意味、誰も幸せにならない本物のレイプかもしれない。流石だぜ!


原作者の池上永一氏が大好きな私としては、どんなときでも笑いを忘れないお茶目さがアニメでは感じられなかったのが残念です。シリアスで辛い時、もう駄目だと諦めそうな時、あえてそこで笑わせてくれて元気づけてくれる、そんな超前向きな全力疾走のお話を描いてくれるのが池上氏の魅力です。ちょっとやそっとではへこたれない登場人物たちは、たまに正気の沙汰とは思えない常軌を逸した行動に出たりするのが玉に瑕ですけど。だがそれがいいシャングリ・ラの中でも最も狂ってる場面の一つ、小夜子のゼウスハッキングのシーンが再現出来たとしていたらアニメの出来もだいぶ違ってきたかもしれない。アニメで小夜子はキーボードを使ってハッキングしていたけど、本当はそのあと手首に直接回線ぶっ刺して根性でハッキングします。200Vに感電しながらしかも成功しちゃうという小夜子が人間を辞める名場面で、正直ドン引きするか爆笑するかのギリギリ加減がたまりませんな!だけれどもアニメではカット。まあこれはカットされてても仕方がないと思ったけどね! 水蛭子が涼子に襲いかかるも、超絶テクニックの歌声で昇天されかかるとかもあったな…。あとモモコさんは戦闘形態へ変身できたりします。(もちろん両方ともカット)


とにかく全体的に笑いが足りなかったなぁ、勢いも足りなかったなぁ、そんな池上好きの感想。