終末のフール (2日目)

終末のフール (集英社文庫)

来るよ来るよと言われ続けてもなかなか来ない終末君。人類滅亡まで残り3年なり。
いつも読書の邪魔をしてくる同僚に「残り3年どう生きる」と聞いてみると、微妙に長いなとの返事を頂きました。肝心の答えについてはスルーされましたが、そう簡単に出せるようなものでもないので深くは追求せず。残り3年どう生きる?逃げる、死ぬ、諦める、混乱する、何もしない…自分で考えるのも面倒くさい。何か気に入るような生き方をしてくれる人のお話が見つかることを期待して、今日も始まる終末ライフ。


昨日に比べて、少し生きようとする元気のある人たちが出てきたかも。今日の登場人物たちは実に自分勝手だった。いいことだ。
誰にも遠慮しないで我儘に生きる人たちは、見ていてとても楽しいです。暗い世の中でもお構いなしにズンズン前進、普通の状況ならこれでも満足なんですがしかしなぁ…どれも考えが終末止まりなんだよなぁ。やっぱり3年以降も生きていたいじゃない。もっと先まで本気で生き残る気のやつはでてこないだろうか。無理か。
今のところは「冬眠のガール」の不思議ちゃんの様なキニシナイ生き方がスキ。


本日読了「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」。