【瀬尾まいこ】強運の持ち主 (2日目)

強運の持ち主 (文春文庫)


帰り際に同僚と出会ったので、軽く寄り道につきあう。部屋の食料が尽きているのでスーパーに寄っていきたかったが、少しくらい別にいいだろう。適当に食べ物屋を眺めつつ、朝青龍の体格をした同僚とぶらり二人道。「あ、ペットショップ寄っていかねぇか。…いやあそこ鳥いないからいいか、やっぱやめ」「おれもハムスターがいないからいやだ」…軽くデート風味?


帰り道で昨日残した半分を読むことにする。本の中での占い師とその彼氏のダベりを適当に流しつつ、突然弟子入り志願してきた大学生の無駄にアクティブな行動にニヤニヤ。少し元気出てきた。
そして満を持して登場の最終話、本のタイトルでもある「強運の持ち主」。さっきのお話がちょっと楽しかったから、もしかしてもっとすごかったり…と思ったけど気のせいだった。占い師がお金を貰って聞くような悩みを、こちとら只で聞かされちまったい。勝手に悩んで、勝手に解決してやんの。しょうもない。
一旦上向いたけど、なんだか拍子ぬけな終わり方だ。でもそんなの良くあることだ。特に面白かったよーな気はしなかったけど、そんな気持もいつも通り。
いつも通り。いつも通り。それもまたよし。