ふらぐ//ON! シナリオが破綻しています。

ふらぐ//ON! シナリオが破綻しています。 (ファミ通文庫)


Q,シナリオ破綻ってどっちの事を言っているの?
A,たぶん両方じゃね?



HaHaHa!そもそもシナリオ破綻なんていっつも了承済みだってーの!
キニシナイキニシナイ

いろいろ書いたらいつもより内容に触れたような感じになったので少し小細工を。
おお、この表記法初めて使ったよ。


(この小細工、応用力低いな!カテゴリーから飛ぶと効果を発揮しないね!)

・小さい頃からゲーム大好きっ子の主人公は、高校の春休み中にゲームシナリオライターのバイト募集を見つける。ゲーム業界にも憧れていたのでもちろん応募。簡単な書類選考を経たあと面接をするため会社に呼ばれた。会社に着いて面接→即採用→即クライアントの下へ。とにかく人手が足りないらしい。


・取り敢えず社長と一緒にクライアントの下へ行くとさっそくゲームのプロットを渡される。細かいこともぽんぽん話が進み、めでたくここに高校生シナリオライターが誕生した。


・翌日から人生初のシナリオライター生活がスタート。初めて書くシナリオに戸惑いと気恥ずかしさを覚えながらも序盤を執筆完了する。少し反省点もあるけど担当者はこのままで問題ないと言ってくれた。上々な滑り出しで気分も向上、よかったね。ちなみに依頼されたシナリオは当然の如くギャルゲー。プロットの内容から推測するとR18指定がつく可能性もあるね。


・次回以降も順調に執筆していく主人公。少し調子に乗り過ぎてリテイクをくらったりすることもあったが、締め切りをなんとか超過せず無事に仕事を達成し続ける。


・クライアントが突然のプロット修正。


・おかげでシナリオを変更するハメになった主人公。しかし修正プロットがあまりに超展開過ぎるため社長に抗議する。だが「嫌なら会社辞めろ」と言われて泣く泣く引き受けてしまう主人公。仕事をする上で仕方のない事だと思うけど、その修正プロットを見たら思わず吹き出すほどホントにひどかった。


・修正プロットの要求のせいでシナリオ執筆がなかなか進まなくなった主人公。それとなく担当編集者や社長に再抗議するもクライアントの意見は変えられないと一蹴されてばかり。散々悩み苦しんだが、次の締め切りまでにはなんとか書き上げる事が出来た。


・でも苦し過ぎたためシナリオライター逃亡。


この辺でこれは実話に基づいて書かれているんじゃないだろうかという気がしてきた。明確に見分けることは難しいけど「担当編集者が美少女だった」とかの嬉しいファンタジーは嘘で、その他の辛いファンタジーは全部本当にあったことだったりするんだろう。だからその後に続く

・プロットを破綻させるには死ぬしかないと思い込み自殺を図るシナリオライター
・必死の思いで止めに行く担当編集者。

もこの業界では日常茶飯事だと言われればたぶん信じてしまいそうだ。
実際のところは知らないけどね!


あと主人公が書いたシナリオは実際に体験するなら楽しいかもしれないけど、見てる側だとどうしようもないうんこシナリオだったゼ☆。