火星ダーク・バラード (2日目)

火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)


( ゚д゚)  おぉ…憶えているぞ…、女性ばかりを狙う犯行、その残忍な手口…間違いない…
以前読んだ短編の内容はほとんど忘れてしまいましたが、そこで主役を張ったキャラクターの事だけは忘れていませんでした。
最初の方に少し出てきて即行逮捕されたりと、この本の主人公の当て馬の様な扱いで危うくザコと勘違いするところだったぜ。
…もちろん違う…よね?



さて本筋の方ですけど、こちらも短編に負けず劣らずの面白さ。
捜査中に起った不可解な現象のせいで事故に巻き込まれた一人の警察官、同僚たちが犠牲になった中で無事だったのは自分だけだった。いったい何が起こったのか、真相を求めようにも何故か警察組織が妨害を行うようになってくる。ついに追われる立場にまでなってしまった男だが己の信念に従う事を決意、死んでしまった相棒のために事件の真相を求め続けるのだ。


何とも熱くなるお話じゃないですか。
しかし、おっさん主人公より十二歳年下で美人の相棒だったせいですっかり油断してた。確かに「もうすぐ結婚するんです」という台詞であからさまな死亡フラグを立てていたが、まさかいろんな意味でナイスバディだったのにこうもあっさり逝かせるなんて。


現在ハードボイルド一直線です。