カラクリ荘の異人たち3

カラクリ荘の異人たち 3 ~帰り花と忘れ音の時~ (GA文庫)

おっと、これはしっかり目を開けて選びましたさ。
ハハハ、しかし物語中では季節が変わるだけだが、その頃現実では年が変わっているというのはどうにかならんかね。
ハハハ、まあ心の方は年と比例して成長しないから問題ないか。これはこれで社会的に孤立のヨ・カ・ン。



えーと、妖怪の棲む世界との境界に建ってる下宿先に引っ越しましたっていうお話だっけな。
淡々としてるからそれほど印象に残る物語という訳でもないし…時間が開くとどうも…
でも興奮の連続とかだったらカラクリ荘じゃないやい!ということでそれでヨシ。


ええ、もう前回からの雰囲気をしっかり踏襲した出来栄えでございましたよ。
ダメだダメだ思いながら暴言吐く展開はお約束なのか!とちょっとおイタな場面もありましたが、おかげでお話も大分進むことに。
なんと、後一冊で完結とな。
これは少年の更生物語だから、終りが見えてきたのはいいことだ。




しかしなんだ、いつの間に太一の生活がこんなに充実してるんだ。
見てくれよ表紙の眩しいくらいの笑顔を。
健気さが報われなさ過ぎてなんだか泣けらぁ。