【山本弘】アイの物語 (2日目)

アイの物語 (角川文庫)

というわけで今日から内容を見ていこうかね!
目次を見たら全部で七話構成になってたよ。こんだけ入っていればこの分厚さも頷けるね。よーしじゃあ一気に…と思ったら、プロローグが終わった時点で話が別のものに飛びました。一話毎が劇中劇みたいなヤツです。
綺麗なおねーさんが毎晩枕元でいろんな話を聞かせてくれるらしい。内容は全部SFちっくだけど、そういえば未来の千夜一夜物語とか紹介文に書いてあったな。なるほど。
しかしなんですかこのシチュエーションは!三度の食事に介護付き、夜になったらおねーさんが寝る前のお話をしてくれるだなんて羨ましいなコンチクショウ!
どうしてこんなことに…

さて、自分の傍には読み聞かせてくれるおねーさんなんていないし、一人で黙々と項を捲る作業に戻るとするか。


「第一話 宇宙をぼくの手の上に」
うおースペースオペラだー、読めるんだけど何言ってるんだか分かんねー!止めてくれ、読んでも分からない文章だなんて仕事で読むマニュアルだけで十分なんだ!
いきなり心が折れかけていると、舞台が現代の日本に移りました。危ないところだった。で、話は終わったんだけどクサイなこれ!信頼とか友情とか眩しいくらいだぜ。
その後、登場人物達がこのお話について感想を話し合い始めました。あ、勝手にイチャイチャしやがって!混ざってやる!ねーちょっとー、これイイ話だけど少しやり過ぎだよねー…
主人公  「悪くは無かった」
おねーさん「私も感動した」
私    「…べ、別につまらないとは言ってないもん!」



「第二話 ときめきの仮想空間」
ときめきメモリアルONLINEですね、わかります。これもなぁ…ベタだなぁ…。
(*´∀`*)  困るぜ全く!
へへ、今度もつまらないとは一言も言ってませんぜ?
そしてまたこのお話について話し合う主人公とおねーさん。
ただこの辺で会話に違和感を感じ始める。この話は「20世紀末に書かれた話」次の話は「書かれたのは1999年」だそうな。やけに具体的な気がするんだよな。
…(文庫の最後の方に載ってる各話初出を見る)
たぶん…あってんだろう…。



まだ最後まで読んでないから分かりませんが、何だか作者が面白そうな事をやってるみたいです。
取り敢えず最後まで読んでみたいキ・ブ・ン。中途半端だけど、各話毎に書くのはちょっと中止じゃ。