【森奈津子】耽美なわしら (1日目)

耽美なわしら〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

正直…魔が差したんです…。ええ、本当です…。
森奈津子氏と出会うきっかけになった「姫百合達の放課後」は、今でも心の奥深くにしっかりと残っています。
"百合"コメディという紹介文にふらふらと誘われてきた私。その百合という響きからピュアな連想をしては恥じらう私はとても純粋でした。
そして初めて体験する濃密な百合世界…。読み終えた私は、すっかりお嫁に行けない体となっていました。アタシ…穢されちゃった…。


いや、百合で穢れるってなんだそれ。違和感を感じますが、でも昔のアタシじゃ無くなったのは確かなのよ…。
そんな強烈な体験をかましてくれた作者ですから、この本が目についちゃったのは仕方がないの。伝説の異色ラブコメディってなによもう…。


Ω 「へへへ、口では嫌がってても体は正直なもんだな?こいつ迷わずレジに持って行ってるぜ!


タイトルに「耽美」なんてついてる時点で、また精神的な貞操が危機に晒されそうな悪寒もするが…。
なーに経験が少ないとはいえ、前回の「姫百合たちの放課後」は中々ハイレベルだったと思う!
あれを乗り切ったなら、ちょっとやそっとじゃ最早動じない自信があります。ふふふ、失うものがあれば、また同時に得るものもあるのさ。



取り敢えず今日はこの辺で。
次回
「第一話 黒百合お姉さま vs 白薔薇兄貴」
つづく