鬼切り夜鳥子4

鬼切り夜鳥子4 聖邪が街にやってくる!! (ファミ通文庫)

夜鳥子だ!エロさに定評のある夜鳥子シリーズの4巻だ!
作者の舛田省治氏は本業はゲームデザイナーでして、私も「俺の屍を越えてゆけ」で氏の作品を遊んだことがあります。
あれもそうでしたが、妖怪やら陰陽道やらを舞台にするのが好きなのが良く分かる。台詞回しとかで蘊蓄を語らせるとなんか生き生きしてるもんね。
この鬼切り夜鳥子も時代背景は現代ながら、妖怪、式神陰陽師、調子が乗ってくると百鬼夜行まで繰り出しちゃう大盤振る舞い。青春あり恋愛ありアクションありの妖怪エンターテイメント。一巻のあとがきで書かれていましたが、一巻は話の区切りがゲームのステージクリアのように区分けされる構造をしていたようで…というよりぶっちゃけゲーム用として考えていたらしくて、各所に施された趣向とアクションゲーム向けのスピード感が読者を飽きさせないんです。その辺はゲームデザイナーならではの心配りとでもいうか、その後の2巻3巻でも同様でして、まあとにかく読んでて楽しい楽しい面白い。
でもシリーズ完結編と銘打った4巻ですからこの話も次で終わり。
一巻 (高校が舞台の鬼討伐アクション)
二巻 (修学旅行先の京都で鬼退治開幕&壊滅)
三巻 (駒子に取り付く夜鳥子とは?過去編)
四巻 (完結編の前編)
だいたいこんな感じですから、勢いそのままフィニッシュしてくれるシリーズとなるのではないでしょうか。来月にも5巻が出るようで楽しみです。




じゃあそろそろエロさの話をしようか。
古来より妖怪や悪霊が出てくる昔話というものは、恐ろしくて不気味で奇怪でエロいと大抵相場が決まっているものです。子供を作っちゃうとか日常茶飯事なもんです。
その精神を受け継ぐかのように、この鬼切り夜鳥子もセクシーなところが沢山入っております。
主人公の桂木駒子は普通の女子高生なのですが、夜鳥子と名乗る幽霊に取り付かれ泣く泣く鬼退治に行かされます。夜鳥子の操る式神は刺青となって駒子の体中に封印され、軽々しく人前で晒せないような肌に大変身。刺青を消す方法?そんな都合の良いものあるわけ無いじゃないですか。おおう、仕方が無いとは言えなんという背徳感。
その刺青から式神を召喚して戦力に加えるわけですが、洋服で覆ってちゃ外に出られないのは子供でも分かりますよね。妖怪なら物体を貫通しないかですと?そんな都合の良いものが(略
体中とはいえ制服で隠せる範囲に式神が集まったのはちょっとした幸運だったでしょう。しかし式神の鞭は尻から取り出す。
狭い所に押し込めたから仕方ないよね、スペースが無いんだもん。パンツを破くかパンツを自分で下げるか、召喚する為にどちらを選ぶべきかは考えるまでもないだろう?
ついでに言うと背中にもゴッツイのがいるが、なに、無理にとは言わないさ。ただそのお洋服はもう着れなくなってしまうんですけどね?召喚しないで頑張るという手もあるが、それが出来れば苦労はしないという話。仕方がないのさ。
ピンチになって必死になるほどキャストオフを迫られますが安心してほしい、足首に刺青はないから靴下は残してかまいません。
だから何度も言うけどこれは仕方がないんですよ。他意はありません。
メンバーの巨乳の娘がおっぱいに式神を宿したのも偶然です。対の式神ですから片方に一匹ずつ、実に合理的ですね。


ちょっとこの4巻の表紙は珍しく別人が飾っていて大人しめなのですが、戦う夜鳥子(体は駒子)の姿を手軽に見たいならどれでもいいから前の巻の表紙を見ればいいと思うよ。
まあこれも表紙を捲ったインパクトが、一昨日のらぶジェネの比じゃなかったんだけどね。
あと噂によると単行本で出ているハルカはさらに凄いとか…


おおっと長くなってしまった、要するに5巻を楽しみにしてることが分かってくれればいいんです。