【雀野日名子】トンコ (1日目)

トンコ (角川ホラー文庫)
精一杯おどろおどろしい雰囲気を出そうとしてますが、ぶたさんの絵とタイトルが可愛過ぎるぞ!
そんなギャップの角川ホラー文庫の本。最近肌寒くなってきましたが、冬は冬で静けさを確保しやすいのでホラーを読むのに向いてると思ってます。ちなみに夏は暑いからってホラーを読んでました。うん、季節なんてカンケーねーですよ。



『トンコ』
表題作のやつ。日本ホラー小説大賞短編賞を受賞してるそうです。
加工される直前のぶださんが、運ばれる車が事故を起こしたせいで逃げ出して、あちこちをさまよう、だけ。

ぷぎぃと鳴きながら放浪するぶたさんですが、主役に抜擢されたとはいえ所詮おつむの中身もぶたですよ。本能でしか動かない野郎の、こんなの読んで面白いわけ…


(´;ω;`)  あれ…?



『ぞんび団地』
しょうがく2年生のあっちゃんは、ランドセルをせおってきょうも「くちなし台」へむかいます。


こんどはわざと子供っぽくかいたぶんしょうではじまりました。というかはなしが無秩序すぎます。しょうがくせいの作文かこのやろー。
しょうがくせいていどの語彙で出来ごとをつづると単調いがいのなにものでもありませんな。こんなのよんでおもしろいわけ…


(´;ω;`)  あれ…?



〜〜〜〜
こ、後半なんか妙に盛り上がるというか、静かにだけどやけに心に響くんですけど。
確かに読み始めはそうでも無かったハズ、なんですけどどういうことだ。
あと一つ話が残ってますが、なんだかわくわくしてる自分がいます。