シャングリ・ラ 上

シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

シャングリ・ラ 文庫化しました。

( ゚д゚) よしきたぁぁぁぁ!!

2009年にアニメ化も決定しているという、池上永一氏の長編大作「シャングリ・ラ」が上下巻に分冊されて文庫化しました。うん、さっそく読んでるところさ。
ただいま上巻を読み終わったところでして、超高層建造物「アトラス」と麓に広がる密林化した東京を舞台に繰り広げられる闘争はとにかく熱い!
相変わらずのジェットコースター展開に息つく暇もなく、予測不可能な進行にハラハラしつつ…というか単行本で既に読んでるんだけどね!


どデカイブーメランを振り回すセーラ服戦士の國子とか、育ての親でニューハーフ(永遠の28歳)のモモコとか、嘘付きを呪い殺す美邦様とか今度もスゴイの揃ってます。ちなみに下巻にも強烈なのが出てきますし、現段階でマッドサイエンティストの小夜子はさらにブースト掛けて限界を超えまくったりします。この分量のどこにも休憩ポイントなんざありません。私にとってはむしろご褒美という感じで問題ありませんけどね!
毎回濃いキャラクターが出てくる池上氏の作品、読んでる途中だけど一応全員把握してるんで、今作の個人的お気に入りランキングを付けると
香凛>越えられない壁>その他 となっております。
とりあえず10歳だから選んだ訳ではないと言っておきたい。年齢で言ったら美邦様は8歳だし、ロリコンだったらこっちを選ぶよね。…ね?
違うんですよ、この物語の主軸であるアトラスの根幹に関わる國子とか美邦様とかって選ばれた人たちじゃないですか。運命に導かれて進む者たちと、タルシャンや凪子ら導く者たち、モモコや小夜子らは付いていく人たちという感じで一つの流れを形成してるんですよ。その流れに真っ向から実力で食い込んでいく、というより荒らし回っていくパワフルさがイイんですよ。体を張って笑いをとるクラリスとのコンビが素敵です。


よーし明日は下巻を読んじゃうぞーと締める前にペタリ。
http://www3.ocn.ne.jp/~gallo44/
シャングリ・ラ月刊ニュータイプという雑誌で連載されていた時に、挿入されていたイラストが描いた本人のページで見れます。
アニメ化するんでこのイラストを頭に入れながら戦闘シーンを読んだりしていたんですが、どう考えてもセーラー服のスカートから見えます。制作会社のGONZOパンモロアニメとしないか非常に心配になりました。


…でも、あれだけ激しくて見えないのもおかしいからな!