【椰月美智子】未来の息子 (1日目)

未来の息子 (双葉文庫 や 22-1)
月見さんのところを訪れたとき偶々紹介していた本。コメント書いたらこの本のおススメを貰ったよ。
だから記念すべきおススメ第一号だい!
でもいつか探しに行かなくてもおススメ貰えるようになりたいぜ!( ノ゚Д゚)

はーいでは本の内容をいつもみたいに…って短編集だからページが余っていても完結する話が出てきますね。読後ならぬ読中感想ばかり最近やってましたから久々ですなぁ、話が終わってから感想書くのは。よーし、一つずつ見ていきましょう。



未来の息子
親指サイズのおっさんが現れて、未来から来たあんたの息子だ、って言ってくる話。もし自分が同じ状況に立たされたら「け、結婚出来るんだ!」って喜ぶと思います。(切実ですね)
しかし物語中の理子ちゃんは淡々としてますね。未来の出来事を話されてもへーそうなんだって理解が早いんです。何も考えて無いんじゃないかしら。いや、このころは今のことで手一杯っていうこともありますし、変な現実に傾いたりしないってことは意外としっかりした子なんじゃ…?
ただ息子の台詞に「いつもたのしそうに昔の夢だけを見てるんだよ。」って部分がありましたけど、これが暗示する一つの可能性が本当だったら物語の印象が一変しますね。特に息子が会い来たことに涙が…。



三ツ谷橋
( ゚д゚) モルダー、あなた疲れてるのよ。



月島さんちのフミちゃん
え?、おちんちんが生えてきた?

両親はいないけれど、代わりに変てこだけど暖かい双子のお兄さんお姉さんと暮らす中学生のフミちゃんのお話。
いやぁ、フミちゃん愛されてるなあ。それに家族愛もあふれてますね。読んでいて心温まる物語でした。
いろいろ多感な時期ですし、高校受験か…あれこれ考えるのに疲れて流されるように生きていってもしかたないですよね。
誰もがそうやって生きていくもんだ、うんうん。
フミちゃんもいつか自分で歩きだせるようになるといいですね。(いまだに流されている者より)