【楡周平】フェイク (4日目)

フェイク (角川文庫)
決戦じゃーと始まりました最終章、犯罪展開なのに全然暗さがありませんね。ついでに緊張感もあまり無(略)。それもこれも脅される側の企業が情けなさ過ぎる!確かにあの恐喝は恐ろしいから用件を飲むところまでは許しましょう!でも再発防止策を少しは施しなさいよ、このままじゃ犯人の善意まかせじゃないの。
あぁー同じ手でまたやられてるー。
それに競輪はともかく株でこの方法は許しちゃダメですよー。株のことは詳しくありませんけどこんな単純な方法がまかり通るような浅い世界であってほしくない!

最終章はさくらの影が本当に薄かった。どうやら結論としてはさくらは運命に踊らされた哀れな子羊に落ち着いたようですね。私は騙されませんよ。
悲劇のヒロインとして同情を買おうだなんて本当に腹黒なんだから。そんなフェイク引っかかりませんからね。最後にいい気になってた岩崎君、いつか足元掬われますよ?
そんなこんなで読み終わりです。