The Book of the Sword (Samurai Girl)  (36日目くらい)

The Book of the Sword (Samurai Girl)


( ゚Д゚)  イェヨッシャァァー!!読み終わったぞ!
ちょっと頑張り気味で読み進めてようやく終了だッシャァー!日本人少女が刀を片手にサムライソウルで謎のニンジャと対決だ!
本日のこちら「ザ ブックオブソード サムライガール」ものんびり読んで終了です。外国から見たファンタジー日本観にあふれたお話でしたが、もう少しはっちゃけてくれてもよかったかなと思う内容。
お話はまだ乳幼児だった主人公とその家族が大規模な飛行機事故に見舞われる場面から始まります。乗員乗客のほぼ全ての生存が絶望視されていた中、唯一助け出されたのが主人公の女の子でした。女の子は奇跡の赤ん坊として一躍有名になり、身寄りのない女の子へ数多の引き取りの手が差し伸べられ今後の生活も一安心。ただ肝心の引き取り手が政治的圧力とか権力を使ったとか何やらきな臭い手段を用いていたのが若干気になりますが、日本でも有数の企業を有する裕福な家庭に養女として育てられ、幸せに暮らしていたそうな。まぁぶっちゃけヤクザとかマフィアの類の危ないご家族だったんですけども、"ヘブン"と名付けられた女の子は19歳になったらいわゆる"同業者"と親の決めた結婚をすることになって、肝心の結婚式になったらなぜかニンジャが結婚式に乱入してきて命を狙われる羽目に…!みたいな導入です。
海外版のライトノベルとでもいうような、若者が活躍するお話に挿絵がところどころ挟まるといったティーンズ向けのペーパーバックですね。巻末には「侍」の漢字がプリントされた微妙なタトゥーシールも付いてます。
主人公とその家族は日本人ですが舞台がアメリカで作者がアメリカ人なので、文化の違いがミックスされたある意味典型的なニッポン観が楽しめます。とりあえず美人設定の主人公さん(19歳)ですが、挿絵では実に濃ゆい顔立ちをしています。
美少女ヘブンさん(19歳)
日本人であるヘブンさんの色香は海外に行っても通用するらしく、クラブに入ればチャラいアメリカンマッチョにナンパされ、知り合いになる女性たちからは羨望と嫉妬の眼差しを心の中に抱かせ、同居人となる兄の友人(準主役)とのドキドキシーンも満載です。全然嬉しくありません。
ちなみに日本語翻訳版だとこんな感じ↓
サムライガール1
あ…ドキドキシーンがあるならこっちのほうが嬉しいかも。お嬢様育ちのヘブンさんは性格の方はかなり自分勝手でめそめそしていて褒められたものじゃありません。しかもそれがあの濃ゆいアメリカンな顔立ちでやりますからね…、メソメソスンナコラー!謎のニンジャから身を守るための武道の訓練にもつい力が入ってしまいます…。
ちなみに複数巻構成は最初から考えられていたらしく、突然襲ってきたニンジャの謎やヘブンさんが引き取られた家族に関わる陰謀なんかはほどんどスルーされたままで終わりました。ザッケンナコラー!
なんだか本場アメリカではドラマ化もされているようで、結構人気があるみたいです。たぶん。