龍ヶ嬢七々々の埋蔵金6

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金6 (ファミ通文庫)


♪(・∀・)ノ <飽きたー!
ただいまアニメもやっているらしい龍ヶ嬢七々々の埋蔵金の6冊目。いい加減作者さんもネタが尽きてきたんではないですか?という展開がちらほら見えてきたため、楽しかった思い出だけを胸に潔く私は身を引くことにしますの。アデュー!
さて6巻の内容ですが、前回の幕引き間際に示唆された龍ヶ嬢七々々の特別なコレクションを賭けての大規模なゲームが開かれることになります。見ず知らずの参加者が多数いる中に主人公メンバーも加わり、たった一人の優勝賞品を目指して様々なゲームでの対決が始まります。参加者一人一人が便利な七々々コレクションを持ち寄ることが条件のため、不思議で強い特殊能力のオンパレードでゲーム大会を盛り上げるぞ!…って主人公以外の脇役のゲーム対決描写が適当過ぎるだろコノヤロー!
今後の強キャラっぽい奴が負けるために生まれてきたようにしか思えない適当なチンピラキャラを圧倒的力の差でよく分からないうちに叩き潰して終わりだよ!ページ数をほとんど割り当てない贔屓っぷり!描写するのが面倒なのはよく分かりますけど、それを描くのが作家ではなかろうかと期待するのが私です。知恵を絞ったゲーム対決がウリになるはずの今回のお話ですが、たまに景気よく筆ののった描写がされてるなと思えば力と力のぶつかり合う単純なバトル展開だったりします。ああ…こっちの方が書いていて楽なんだろうなぁ…って行間から想いが滲み出てくるようです。
( ゚Д゚)   <チクショウだよまったく!
今までも多少なりともバトル展開はありましたけど、登場人物たちが騙し騙されの愉快な駆け引きをする姿が楽しい作品でございました。でもその愉快な駆け引きが適当になってきて、超強い能力と超凄い能力が戦いあうバトルマンガみたいな路線変更がどうも濃厚になってきたように感じられますなー。だって今回出てきた七々々コレクションって「相手を完全に拘束する」とか「一芸に秀でた使者を複数人召喚する」みたいな物騒なやつばっかりだったもん。あらやだ怖いわねぇ。
七々々コレクションのようなステキアイテムを暴力的な事にしか使わないなんてとっても勿体ない!でも龍ヶ嬢七々々の埋蔵金のお話は、たぶんそういう風にしか道具を使ってくれそうもない!うわーん。じゃぁ僕が泣きながらこのお話から出て行くしかないじゃないかー。