ほたるの群れ5 第七回「喜多見、手を合わせる」

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ほたるの群れ5 第七回「喜多見、手を合わせる」 | studio ET CETERA



Ω < 今週のほたるの群れは、まことに山田さん回であった。山田って誰だと思われる方でも安心してほしい。今週初登場である。
Ω < ファーストコンタクトの相手はほたるの群れの怪物、ヒロインの小松喜多見さんとだった。挨拶代わりにいきなり平手打ちを食らわせるという直情的な行動に出た彼女を、最初は何者か計りかねるところがあった。
Ω < しかし今週のラストを飾る絵に登場した山田さんは、ショートカットにツリ目のボーイッシュな女性であった。この組み合わせは反則である。
Ω < しかもサービスショットとして黒のランジェリーまで披露するという追撃も忘れない。怒涛のこの攻勢に我が陣地の守備部隊は壊滅的な打撃を被ることになる。ファッションに無頓着で、己の魅力を理解していない無防備さが生み出した魅惑のショット。直情的だったのは情に厚いことの裏返しであり、快活で単純であろう彼女の性格が手に取るように伝わってくるようである。そして彼女には阿呆の精神が流れているに違いない。
Ω < 初めにいくら嫌いだとしても、上司からの命令だから喜多見さんを守らなくてはならない。このシチュエーションを設置したほたるの群れ製作陣には体育館倉庫へ呼び出す手紙を送ったのち、厳つい顔で取り囲んだ上でそっと握手を求めたい。相手への嫌悪の度合いと、命令への忠実さの度合いが高ければ高いほど生み出される葛藤こそが、このシチュエーションの要である。今後の山田さんから目が離せない。
Ω < 今回のサブタイトルは手を合わせるであり、手を合わせる、つまり手合わせするの意である。今回喜多見さんが手合わせした人間は山田さんだけであり、即ちサブタイトルからも今回の主役が山田さんであるということは自明の理である。
Ω < 期待の新人、山田遙香参戦。彼女がほたるの群れの行列に加わることがないよう祈りつつ、今後の展開に目を離せない。
Ω < それではまた来週。




♪(・∀・)ノ   …