天地明察 上 (1日目)

天地明察(上) (角川文庫)


夏休みだ…!僕にも夏休みが来たんだ!やっほーぃ。
予定日に軽く休日出勤を言い渡されるなどの焦らしプレイを受けましたが、私も夏の連休を貰うことができました。ありがたや。帰省やら地元の付き合いやらはありますが、のんびりと本を読む時間もたっぷりありそうな予感に心がどうしても弾みます。無駄にできる時間があるって素晴らしい。
そんな休日一発目の為に大事に積んでおいたものがこちらの「天地明察」。
2010年に本屋大賞に選ばれた辺りにずいぶんと話題になったもので、新聞や広告などで何かとその名前を目にする機会も多かったように覚えています。その時私はこれは面白いに違いないから文庫化するまで待って是非とも読んでみたいものだと心に誓ったものですが、なぜ単行本で読まずに文庫化することにこだわったのかはさっぱり思い出せません。なんか意地でもあったのだろうか。まあ、ともかく月日が流れてめでたく文庫化もされましたので、そんなことはどうでもいいさね。
このお話は、江戸時代の数学好きの青年が主役の物語のようです。その時代は解いた算術の問題を絵馬として神社に奉納する習慣があるのですが、その絵馬を目を輝かせながら読んじゃうような変じ…いや、変わった人物が、何やら幕府まで巻き込むような大仕事に挑むことになるようです。冒頭では全てを成し遂げた様子の男が昔を述懐するような様子を見せ、次のシーンでは場面も過去へと戻ってお話は最初の結末へ向かって進み始めます。何だろう、すっごいわくわくしますね。
なんだか知らんが若くて美人で気の強い娘とやたらと遭遇する機会が多い辺りも、いろいろとわくわくします。この娘、すっごくあざといんですけど。ありがとうございます。ありがとうございます。
なにはともあれ、先が楽しみでございますね。