龍ヶ嬢七々々の埋蔵金3

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金3 (ファミ通文庫)


表紙を飾るキャラクターは、見た目は美少女で性別は男のいわゆる男の娘なのですが、男の娘ブームってまだ残っているのだろうかと考える。やっぱ男の娘だからいいのではなくて、男の娘でもいいと思えるキャラクター造形にこそ意味があるよなと一人思う夏の日。最近暑いですね。
さてそんなどうでもいいことは置いといて、龍ヶ嬢七々々の埋蔵金の3冊目ですが…うん、おもしろいのう。
天災ちゃんもかわいいのう、かわいいのう。
話の方はなんかつまらんのう、つまらんのう。
1,2と続いて3巻でも基本的にお話の構成は変わらなくて、新たな遺跡の情報ゲット→みんなで力を合わせて攻略するぜ!という流れにはなっているのですが、その他になんか説教臭い会話とバトル展開が多くなってきてもやもやとした違和感を感じることも多くなっていました。キッツー、地味にキツイよー。俺、説教好きな人間って苦手なんだよー。あと喧嘩っ早い人間も苦手なんだよー。
なんだ、ワタクシ向きのお話じゃなくなってきてるだけじゃないですか。まだ楽しめてますが、今後の雲行きは怪しい。
しかし何で秘密道具を手に入れたら武器にする展開しかしないんでしょうね。一応学校の部活動の一環として冒険に繰り出してるんですから、毎回暴力事件を起こすのって問題ありまくりじゃないでしょうか。そのうち死人でそう。
最初の頃は面白そうな要素をたくさん詰め込んだお話でしたが、次第に秘密道具を使ったバトル展開へと方向が決まっていきそうな気配がプンプンしています。次回は盛大に物が壊れ、怪我人がたくさん出そうなお話になりそうだ。
あらやだ、物騒な世の中ねぇ。