回る回る運命の輪回る

回る回る運命の輪回る―僕と新米運命工作員 (電撃文庫 な 15-1)


けだるい日曜には気楽に笑えるお話を読みたかったのですが、これコメディじゃないのね。卑怯だよそんなの、「秘密組織」とか「工作員」とか「世界の運命を正しい方向に導く」とか正直笑って流したいワードがわんさか出てくるのに大真面目に書こうとするんだもん。違う意味でハラハラするじゃないですか。ああ、見届けたさ。しっかりとお話の最後まで見届けてやったさ俺は。
作者さん安心してくれ。この日本の片隅の、小さな個人経営の書店に届けられた一冊は、神奈川に住む一人の男が拾い上げ、ちゃんと最後まで読み終えられて、その役目を全うしたってな。


( ゚Д゚)・∵;;  へぶぁッ!!


へへっ…だけどその代わり俺の体力も限界みたいだ…。
ああ慰めにもならないかもしれないが聞いてくれ、昨日読んだ作品のダメージ(心の傷)がまだ治りきってなくてな、そのな、アンタだけのせいじゃないって事なんだ。


そうだな、敢えて言うならこの世界の人たちは優しすぎる。もしヒロインのノアちゃんの口癖が「キャハハ!そんな事されて興奮しちゃってるんですか?キモーイ☆!」だったとしたらあるいは…いや止めておこう。
それが出来るのは"イレギュラ"だけだ。"ソサエティ"に属するノアちゃんもきっと望んじゃいないだろうさ。(フッ…)