【桜庭一樹】私の男 (3日目)

私の男 (文春文庫)


早い!手を出すの早いよ!
取り敢えず今日で「私の男」も読み終わり。もうね、いろんな意味で救いがないお話でしたね。いくら過去に遡ろうともぶれないこの親子の関係が凄いです。救いがないというより救いようがないという爛れた関係。どうしようもないのね。

あとこのお話、養父である淳悟を好きになれるかどうかに全てが掛っている様な気がします。淳悟は傍から見れば駄目男ですので、客観的に見れば好きになれる要素は見当たりません。チッ、もし女性キャラだったなら本能(下半身)にジャッジメントを委ねる最終手段があるだがな…!男なら…ケツか!?俺のケツがヤツを欲していればあるいは…!?  って無理ゲーだこれ!


男女の差が少しわかったような気がした、夏の夜でした。