羽月莉音の帝国2 (1日目)

羽月莉音の帝国 2 (ガガガ文庫)


社長!社長の作者じゃないか!続き出すって確かに言ってたけど2ヶ月の早さで出てきましたぞ。会社経営ってどういう仕事してんでしょ。不思議な方だ。
まあともかく、さて続きだ続き。
夢はでっかく建国を目標に掲げ発足したアナーキーな高校の部活動「革命部」。確か1巻では全ての首謀者である先輩を筆頭に、その他4人のお仲間たちがあれこれ引っ張り回された揚句に会社を興したところまで行ったんですよね。ええと…部費という名の資本金は何百億までいったんだっけ…?
このお話の恐ろしい所は、作者の会社経営と言う経歴のせいかは知りませんが、作中のビジネス活動のネタがとにかく豊富なところです。全編に渡って怒濤の勢いに溢れた展開ながら尽きる事のない話題の数々が、読んでいてとても面白いです。
しかし些か勢いに溢れすぎていましたし、前回の話の肝だったお金稼ぎの方も数百億という資金が出来たみたいだしで、流石にというか2巻ではマイルドに…少し勢いが下がってしまうような事も致し方ないんじゃないでしょうか。まあ比べる物がかなり面白かった奴だから、少し下がったくらいじゃ全然面白いままで問題はないんですけどね!


( ゚Д゚)  …ってゲェー!?勢いが衰えてネェー!!


全然先が読めない展開に翻弄された後、満を持してヤクザさんの入場。会社経営のトラブルにヤクザ絡みって…。何その自然の摂理っていうか嫌なくらい良く似合う組み合わせ。リアルだったら本気で関わりたく無い問題に、高校生達が経営戦略を練りながらただ今挑みかかっております。凄く、手に汗握る。というかもう行動力あり過ぎでなんか笑える。
いやぁ、面白い事になってるね!