踊る星降るレネシクル (2日目)

踊る星降るレネシクル (GA文庫)


謎だらけなあらすじでしたが、本編もなかなかやりおりました。
取り敢えずほっぺたに本心が浮かびあがる女の子は実在しました。どんな奴をターゲットにした属性アピールだよ…とか思いましたがうんカワイイ。どうやら私だったようです。
あとは、空手とひきこもりで強さを競う場面が出てきたり。とんでもない異種格闘技(?)戦ですが、不思議な道具の力で「想いの強さ」が戦闘力に変換されるそうです。単純に筋肉量の勝負ではない。
それともう一つ。学校で一番の落ちこぼれが闘う事を捨てた主人公に師事し、共にランキングの頂点を目指して立ち上がったりします。自分では叶えられない夢だけどその弟子に託す…なんとも熱くなる話じゃないですか。



まあこんなふうに一筋縄ではないヒネた要素が展開の中にたんまりとあったわけなんですよね。
でもラストに近付くにつれてヒネた要素が捨て去られていくんですよね。
どう考えてもラストの場面が描きたかっただけだろこれ!!分かり易っ!その他一切はこの場面のためのお膳立てか!どれだけ気持ちよくこの展開を味わうため的な。
ああ、でもオニイサンそういう場面もそういう気持ちもよく知ってるよ。何か嫌な事があった時とかは、その晩はオニイサンだって布団の中でヒーローになってるからね。ぶはぁ!変な事言わせんなよぅ!
作者あとがきがこの上なくストレートに語ってくれています。作者オリジナルキャラは、なのはさんやエイラさんとどんな戦いを繰り広げたんでしょうかね(布団の中で)。たぶんきっと一度くらいは勝利しているにチガイナイ。
よくまあこのお話を書ききったものです。その…なんていうか…チクショウ嫌いじゃないよこういう熱いのは!でもヒヤァァァ!ちょっとキャァァァァ!(赤面)