一瞬の風になれ 第三部 ―ドン― (6日目)

一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)

着々と時間は流れ、中学生だった神谷くんはもう高校3年。すっかり立派な先輩になっちゃって…、月日が経つのって早いなぁ(※実質6日)。
振り返ってみればホントに練習だけの高校生活だったという気しかしないのが少し寂しい。幾多の大会に挑み、幾多の決勝を戦い、何度後悔したか分からないくらい頑張って、インターハイって本当に遠いなぁとしみじみ。県とか地区で接戦やられると、妙に嫌な現実感がありますな。そりゃアナタ、何かしらの部活動やってたら一番馴染みがあるのってその辺だよね。
さて最後の一年、神谷くんはレース毎に順調に調子を整え、一位とはいかないまでも確実に大会を勝ち進んで行っています。夢の大舞台インターハイまでついに届く…前に関東大会がありました。クソッ、まだまだ先は長いか!でももう後もない!
今のところ神谷くんは、個人の短距離走か団体のリレーかでインターハイを狙える可能性があります。どっちだ…どっちでラストを飾るつもりだこのお話は!というかそもそもインターハイ行けんのか!