ながれで侵攻!! 邪神大沼3

ながれで侵攻!! 邪神大沼 3 (ガガガ文庫)


ゴキタイクダサァアアイと言っていた次回作じゃないですか。カモン大沼。待ってたさ。
もう出版する方からセルフツッコミ推奨してますので、ボケにボケを重ねるシュールなストーリーを妨げるものなど存在しません。でもこのツッコミの存在しない故のある種の静けさが私のお気に入り。いいんだ、大沼はそれでいいんだ。
げらげら笑うのじゃなくてくすくす笑うのが相応しいおユルイお話に拍車が掛ってイイ感じです。冒頭で邪神レベルアップのためにエロスが必要だと助言する邪神協会の職員の叫びが熱かった。邪神じゃなくてライトノベル側の都合ですね分かります、というかぶっちゃけてますね。もちろんボクも大歓迎さ。でも出版と読者、双方共にスタンバイOKなのに、そうはいかないのが大沼クオリティ。チッ、作者の存在を忘れていたか…
気の抜けるようなへちょい展開の連続で、まーあんまり楽しみにし過ぎるとドッと疲れが押し寄せてきかねませんので、その代わりぽんぽん続きが出てくれると嬉しい。あと説明口調部に他の部員が出てきましたが、彼らの名前が早く明らかになるのを楽しみにしています。しかし二人も出てくるとは予想外だ。二人かぁ…ニヤニヤ。