底辺女子高生 (1日目)

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)


珍しくエッセイ。個人的に好きな作家の豊島ミホさんのです。
私が今まで出会ってきた女性作家の中でも、なんだかミョーに共感できるというか楽しめるというか、少し自分でもようわからん面白さを以前から感じていました。そんなある日作者本人のブログを覗いてみると、ラブプラスにハマっておられた。DSのギャルゲーとして異常な人気ぶりだとは思っていたけど、流石にここで見ることは予想外です?嬉々として女の子を攻略する姿を見て「これは作者本人が面白い人なんじゃなかろうか」との思いが浮かぶ。そんな感じで「物語」から離れて、作者本人の思いが綴られたエッセイで確認してみる事にしてみました。


途中結果:これは良くない(腹筋に)


底辺女子高生のタイトルに沿う、負の感情満載の高校生活記が堪え切れない笑いを誘います。女子高生としての記憶なんてわたくし持っちゃいませんが、分からんでもないその葛藤っぷりにニヤニヤ。輝かしき青春の思い出に一向に向かう気配を見せない、痛さ満載の体験記にはむしろ笑うしかねぇと表情とは裏腹に心の中じゃ号泣です。
まだ半分くらい、残りのページに少しでもいいから涙なしで笑える出来事があるといいなと、神様にお祈りしたくなりました。