夢見る黄金地球儀 (2日目)

夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)


新刊だと思って大事に大事に読むのを取って置いてたら、何時の間にかまた新刊出てたよ!「ブラックペアン1988」ゲッチュ。OK、また楽しみが増えマシタ。
そんでもって夢見る黄金地球儀も読み終わり。時価1億5千万円相当の黄金の地球儀を盗み出すクライムノベル…だったと思う。たぶん。
盗み出す動機も、盗む計画も、盗み出す場面も、盗む奴らもお間抜け過ぎるので、犯罪というよりワルガキの悪戯くらいが適当かもしれんね。途中計画が予想通りにはいかなくてグダグダになってくる辺りも悪戯チックな風情を演出しています。
ただそんな気分を吹き飛ばす爽快でいささか展開が飛び過ぎてやしないか!?と思わんでもないラストが読後感を良くしてくれました。たのしいお話だった。
あと解説読んで気が付きましたが、そういえばこれ医学に関するお話じゃなかったね。作者の初めての試みなのに違和感なくて気付かなかった!