【方波見大志】削除ボーイズ0326 (1日目)

削除ボーイズ0326 (ポプラ文庫)


あれ、なんだっけこれ、ドラマ化とかしてたっけ?と、なんかタイトルに見覚えがあって気になった。本をあちこちひっくり返してみてもそれらしい情報は得られず、まあ読めば分かるかと買ってみた。そんな感じな今日の一冊です。


世の中のあらゆる出来事のきっかけは、だいたい3分26秒以内で収まるものらしい。その3分26秒間を無かった事にする、そんな理念の下に「制限事象削除装置」という物が開発されたそうです。それを手に入れた人間が繰り広げるドラマがおそらく見ものなんでございましょう!
ちなみに私は最初「制限事象削除装置」の事を、MIBのニューラライザーのような感じで装置を使ってから3分26秒前までの記憶を消すものだと思っていました。しかしどうやらこの装置のパワーは私の想像を遥かに超えるほど強力なものらしかった。過去のどんな時でも、時間が分かっていればその3分26秒間の出来事を「無かった事」にするとのこと。今の段階では情報が少な過ぎて、具体的にどんなものかはちょっと分からんけど。とりあえず凄そうですな!
お話は奇妙な男から装置を貰った小学生を中心人物として進んでいくようです。開始早々、小学生のみんなが集まって何かを削除する場面から始まりました。パッと見では卒業記念か何かでお別れの写真でも撮っているような、お別れの寂しさと新しい学校への期待に溢れた青春の一ページという感じでしたね。でも少し読み進めた今なら分かりますが、彼らは装置を使ってお別れをしなければならない原因となる何かを「削除」しようとしている場面に違いありません。あぁー!気になるじゃない!
よし、明日くらいには読み終わると思う。