【初野晴】漆黒の王子 (2日目)

漆黒の王子 (角川文庫)


いじめられっ子が軽く殺人騒ぎを起こして海外に引っ越す羽目になるという、やけにどす黒い始まり方でしたよコンバンハ。腹に一物を抱えたまま「そうしておれたちのあいだに二十七年の歳月が過ぎ…」という一文と共に序章が終わり、物語は第一部に移ります。あ、なんかどす黒いけど妙にワクワクする展開!早くも物語に引き込まれております。


第一部からは組員の不審死事件を追うヤクザと街の下水道で目を覚ました謎の人物、この二つのお話が同時並行で進んで行くようです。今のところいじめられっ子のその後は明言されていませんが、それが今後どう関わってくるのか楽しみでありますな!物語はまだまだ始まったばかりの2日目です。