【初野晴】漆黒の王子 (1日目)

漆黒の王子 (角川文庫)


書店でたまたま初野晴の名前を見掛けましたら、そういえば以前読んだ「1/2の騎士」が結構おもしろかったなと思い出して手に取ってみました。ぶ厚っ!600ページの大ボリュームに少し怯む。

1/2の騎士は高校生が主役のちょっとファンタジックなミステリーでしたが、これはもうどす黒い雰囲気のサスペンスチックな香りが読む前からプンプンしております。あらすじをちらっと見た時に目に入った、「暴力団」や「男女の死体」等の文字がその根拠。おいおい、実にお似合いだけど穏やかじゃねー組み合わせの文字ですな!さてさてどんなお話になる事やら…と取りあえず読み始めた初日でございます。