今日もオカリナを吹く予定はない

今日もオカリナを吹く予定はない (ガガガ文庫)


( ゚д゚)  ホゲー…


( ゚д゚)  あ、終わった


オカルト大好き部、略してオカリナ部だそうな。全力でツッこむ主人公の姿が目に浮かぶようですね。たいして面白いギャグでもないのにリアクションご苦労様ですと思います。あと主人公はブルマが大好きだそうですね。みなぎるブルマへの想い、ブルマの価値に気づいていない教育方針への怒り、主人公から迸るリビドーには中途半端に既視感を感じます。私は思います、あなたはブルマが好きなのではなく好きだと叫びたいだけじゃないのかと。ただの流行に乗りたいだけじゃないのかと。

私自身ブルマが好きなのか聞かれたら、正直悩んでしまいます。私にはブルマの思い出がありませんし、思春期真っ只中の時期はハーフパンツだった様な気もします。世の中のブルマ好き達が語る楽しげな思いの数々を聞くと、楽しみ方を知らなかった私はとても損をしている様な気になっていました。しかし知らないものは知らない、最近はそう正直に思うようになっています。無理にブルマの良さを語っても、私には誰かが語った言葉を深く理解せずそのまま繰り返すことしか出来ないでしょう。

その辺りの疑問を、どういうわけか最近友人に話す機会がありました。そんな機会普通はね−よ!と思いますがあったんだからしょうがないのです。とにかく友人に「他人に作られたブルマの思い出」云々という話をぶつけてみたところ、「うんそうかもしれないけど、でも俺は中学生の時すでにブルマ愛好組員として活動していたからね」と答えてくれました。即答でした。少し引きました。しかし彼のブルマへの想いは本物じゃないかと私は思います。本当に好きな人の言葉は例えどんな感情抱くとしても、深く心に響くのだとその時思いました。

いったいなぜ私はブルマについて熱く語る事になっているのか分かりません。どうしてこんなことに。

ブルマに大分傾きましたが、他の要素(学園、コメディ、異能力、バトル)も結構適当なものです。しかし単に適当なわけではありませんでした。どれも平等に、全編に渡って適当でした。そして一つの綺麗な形に纏まっています。おぉ、ある意味最後まで一本スジが通っているのかもしれません。

くだらないなと思いつつ、しょうもないギャグに笑ってる自分がいました。