【北川歩実】金のゆりかご (1日目)

金のゆりかご (集英社文庫)


ヒャッハーまた一週間の始まりだゼー。朝から不快指数MAXのどんよりお天気、まさに今の気分にピッタリだね!それにしても「である」「〜だ」を多用する昨日の日記はイマイチ違和感が拭えなくてしょうがない。全く何様なんでしょうかねこの偉そうなナイスガイは!

ハイハイそんな事はおいといて、今日からしばらくお付き合いする御本の御登場ですよ。
金のゆりかご、これは作中で一番お話の中心にたぶんなるであろうと思われる保育器の通称です。目的は幼児英才教育。簡単に言うと人の手で天才の頭脳をデザインしようというわけなんですよね。ワオ。
幼少期からの詰め込み教育と聞くと私は少しネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、それはしっかりとした効果があると信じ切れていないからからなんですよね。もし本当に頭が良くなるなら是非とも受けさせるべきです。む、むしろ自分が受けるぞ!まあそんな感じですから、作中の英才教育システムにはどんなものか興味があります。今のところその方法として紹介されているのは遺伝子レベルで脳味噌を弄るとか倫理的にちょっと…というものではなく、あくまで外部からの刺激で脳の発達を導いてやる方法です。頭の良くなりそうな音楽を聞かせたり、指の運動をさせたりして刺激を与えて発育を促してやるんですね。うわぁ、倫理的には受け入れられるけどなんかとっても胡散臭い。でも中の教育センターの職員が一例に出した「極端な話、目を塞いで育てれば聴覚が発達した子供が作れる」という話は確かに納得するものがある。
他にも天才とは何か、早熟や秀才とは違うのかといった問題も合わせてなかなか熱い議論が交わされています。この話の行方も気になる所。

結構分厚い500ページ超の分量でこのまま週末までかかりそうなヨ・カ・ン。続きはまた明日にして今日はここで終わり!